各種ノートPCの保護ケースやケーブル、ポータブルスピーカーなどを販売しているInateckよりBluetoothイヤホン「BH1001」をご提供いただきましたので紹介していきます。
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参考:Inateck 記事一覧
今回の製品は、ネックレス型になるギミックが面白いイヤホンです。
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パッケージ・同梱物
青い紙箱のパッケージ。
モデルネームがTaurus(牡牛座)のようで、背面に星座が描かれています。
箱を開けると中からはポーチと説明書。
ポーチの中に本体、microUSBケーブル、小さいイヤーチップが入っています。
説明書は日本語の記載もあるので安心です。
よくある翻訳ソフト的な日本語でなくしっかりとした日本語。
日本の支社があるということで説明書のクオリティも良く、アフターサポートなども安心できます。
microUSBにはマジックテープのバンドが取り付けられており、束ねておくことが可能です。
端子部分にはメーカーロゴ入りでよくある格安チックな付属のmicroUSBとは違い、品質に期待ができます。
もちろん、普通に使用することができました。
製品外観
イヤホン本体はクロームメッキ状の樹脂。
保護フィルムが貼られており、輸送時の傷防止対策がされています。
イヤーチップ部は少し特殊で先端のみではなく根本から覆うような形になっています。
このため、市販のイヤーチップを流用できない点がいささか残念な点といえます。付属しているイヤーチップは小さいもの、本体についているイヤーチップは大きいものですので中間が欲しい方のためにも是非とも製造して欲しいところ。
本体の充電は右耳に取り付ける側の側面にあるポートより行います。
キャップは完全な樹脂といった質感。
防水性能は見込めないので水の侵入がないように注意したいところです。
右耳側のケーブル中間にマイクつきのリモコンが配線されています。
大きさは上画像の通り。片側に音量ボタンが配置されています。
逆側に電源・ペアリングボタンとマイク、及びインジケーター。
装着感
耳に装着すると下記画像の通り。
少し本体の大きさは気になりますが、スポーツタイプのような形ではないのでカジュアルな格好に合います。
重量も耳が重たい、と感じることも特にないですし、光沢のあるデザインなので女性でも違和感なく装着することができるのではと思います。
リモコンは上記画像のような感じになります。
冬だとコートの襟に隠れるような感じ。
操作は首に手を当てる感じになるので自然な感じで曲の再生、停止などができます。
性能
Apt-Xに対応しているので対応端末とペアリングすると劣化の少ない高音質で音楽を楽しむことができます。
iPhoneは非対応、今回はXperiaと試してみましたが接続が完了すると画面に「aptX対応機器に接続しました。」と表示されました。
通常の接続であればiPhoneでも接続可能です。
充電は3時間、連続再生可能時間は8時間となっています。
防水性能はIPX4となっていますが過信は禁物(microUSBポートが心配)。
一応、雨に濡れても大丈夫程度に考え、使用後はしっかりと水を切った方が良さそうです。
リモコンでは再生・停止ボタンはペアリング、電源ボタンと兼用となっており、音量ボタン大と曲送り、音量ボタン小と曲戻しがそれぞれ兼用になっています。
装着して上側にくるボタンが音量大、下側が音量小、その裏面が再生停止ボタンとなるのでリモコンを見ずとも直感的に操作できるのは非常に評価できるポイントだと思います。
音量ボタンはXperiaでは本体と連動する形、iPhoneやZenfone2Laserでは個々の音量調整となりました。
リモコンに搭載されているマイクはiPhone純正のイヤホンほどクリアではありませんが相手に不快な思いをさせることがない程度にしっかりと機能してくれます。
ハンズフリーで電話をする用途にも十分使えるものでした。
ペアリングはごくごく一般的な方法。
電源OFF時から電源ボタンを押し続けると電源ON→ペアリングモードへと勝手に移行します。
あとはinateck BH1001を選択すればOK.
そして今回の最大の特徴が、左右のイヤホンを合わせるようにすると磁力によってくっつくこと。
耳から外し、垂れ下がるイヤホンを合わせるようにすると
先端に埋め込まれている磁石によってイヤホン同士がくっつきます。
音楽再生中にこの状態にすると自動的に音楽が一時停止状態になります。
パッと直感的に耳から外してくっつけるだけで停止できるこの機能は非常に使いやすいです。
なんとなくそのまま首にぶら下げていてもデザイン的に違和感がないのも良いところ。
音質
基本的にどんな曲でも聴きやすい味付けとなっています。
今までレビューしてきたBluetoothイヤホンは若干低音が強めであることが多かったのですが、今回の製品はフラットながらどの音域もしっかりとした感じ。
強いて言えば低音寄りのフラットですが、極端に低音強めということもないかと思います。
ロックではベース、ドラムが心地良く、それとは別にギターもしっかりと、ボーカルは最前面に出てきます。
人によっては若干のコモリを感じるかもしれませんが、私はすっきりとした音が鳴るなぁと感じました。
ジャズではピアノの旋律がしっかりと鳴り、それをバックアップするかのように低音パートの楽器が鳴り響きます。
低音寄りフラットということで高音が強めな曲でもキンキンとした耳障り感がなくなり、マイルドな聴き心地。
曲によって変わってくるとは思いますが、主役がボーカルでもギターでもピアノでも満足いく音が聞けました。
まとめ
クロームメッキのような光沢のあるカラーリング、特徴的なフォルムとイヤホン同士がくっつくギミックが面白いBluetoothイヤホンであるInateckの「BH1001」。
スポーツタイプのBluetoothイヤホンは各社より販売されていますが、なかなか普段使いに丁度いいデザインのイヤホンは少なく、今回の製品のようなタイプを探していた方には非常にお勧めできるイヤホンだと思います。
一応、BH1001もInateck的にはスポーツタイプのイヤホンとして販売しているのですが、あえて今回は普段使い向けとしてレビューしました。
理由としてはあくまで予想ですが、スポーツ時に使うには外れやすさが気になりそうだったので、それならば割り切って普段用で。という考えからです。
執筆時点で価格は3,699円、さらにそこから年末セールで20%OFFになるようなので2,959円にて購入することが可能となっています。