最近Facebookやらtwitterで目にする機会が多いので紹介。
クラウド・ファンディングというサービスがあるのをご存知でしょうか。
出資者を募り、規定額まで集まったら製品化というお金はないけどアイディアがある人が活躍するサービスがあります。
これは数年前から日本にもあるようですが有名なのは海外の「kickstarter」や「Indiegogo」だと思います。
システムはどれも同じです。 そのサイト内でカテゴリが分けられていてアート、テクノロジー、ミュージックといった分類の中から出資したい、面白いと思ったサービスに出資できます。
でもただ出資するだけならそんなに金額が集まりそうもないですが。これにはからくりがあります。
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出資額ごとに見返りが設定されている
もちろん、出資を募っているのですから出資者は設定した額を出資出来ます。$1からできる場合が多いです。
しかし、出資者の大多数は見返りを要求する形で出資します。
例えば、最近話題のマグネット型充電コネクタとかRemix OS搭載のミニPC?で例をあげると(これらの製品については後日執筆)
Magnetic Adapter
- $11でコネクタとアダプタを1つずつ
- $19でコネクタ1つ、アダプタ2つ
- 22ドルでコネクタとアダプタを2つずつ etc…
Remix Mini
- $20で1Gモデル本体と電源アダプタ(早期出資者限定)
- $30で 〃 (通常出資者)
- $40で2Gモデル本体と電源アダプタ(早期出資者限定)
- $60で1G本体+2G本体と電源アダプタ2つ(早期出資者限定)
と、いった具合に実際に製品化した際よりも何割か安い金額で提供しますよ、という出資される企業の提案に乗る形で出資します。
但し、設定金額まで集まらなかった場合は出資されず流れます(クレジットカードによる決済が一般的な為)
また、設定額を大幅に超えた場合は企業側から+αで特典がついたりするようです。
さらに、製品化した際に市場で手に入れるまでには少し時間がかかりますが、出資者は最短で出来上がった製品をゲット出来るわけです。
これは株主と似ていますが大きく違うのは出資者は基本的に口出し出来ない事。
株主の場合は総会などで色々な改善案を要求したりサービスの向上を求めたりしますがこちらにはそういう類のものはありません。
時たまに企業から「対応言語はあとなにが必要?」とか「ここの構造は表のみ、もしくは表裏どちらもがいい?」とか簡単な質問がある場合があります。
そんな訳で一概に出資者はお客さんというわけではないのです。あくまで協力者といった立場でしょうか。
ですから、最終的に思った構造、スペックと違ってもしょうがない部分があったりするそうです。
つまり、出資者も企業もwin-winな関係で開発が進められるサービス これがクラウド・ファンディングなのです。
海外への出資は少し敷居が高い気がしますがそういった情報をまとめている方もいらっしゃるのでそれを参考にやってみてはいかがでしょうか。
新製品が早く手に入るという優越感を得るにもこれはなかなかいいですね。ガジェット好きとしてはたまりません。
とりあえずマグネットコネクタとRemix miniに出資してみようかな。。。
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