Zenfone2Laserがデュアルsim対応だ とか、MIYABIとP8liteもデュアルsim対応だ とかを記事にしましたが、新たな方面からデュアルsimに関するガジェットが登場間近となっています。
クラウドファンディングサイトであるkickstarterで「PIECE」という名のガジェットが開発中となっています。
こちらの製品はBluetoothでペアリングした端末にsim情報を送るという、書いていても何言ってるんだかわからなくなりそうな製品なのですが…
どのような製品なのか見ていきます。
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デュアルsimでない端末もデュアルsim端末のように
この製品はBluetooth接続でペアリングした端末にsimの情報を送り、擬似デュアルsimを作り出すものとなっています。
これまで使っていた2台目の端末よりsimカードを抜き取り
PIECEに挿入します。
大きさはmicroSIMに対応で、nanoSIM用アダプタも付属するようです。(後記参照)
あとは、BluetoothでペアリングすればOK
これで、2台目で使っていたsimをメイン端末で操作できるようになります。
できることは電話の応対、SMSのようです。
データ通信に関しては対応していないようで、過去記事で挙げた日本国内での節約法での使い方よりも単純に電話番号の2台持ちといった使い方が想定されます。
プライベート用と仕事用を1つの端末で受信&発信という使い方ができます。
これまで無かった同時待ち受けができる
今回の製品の何が凄いかというと、勿論1枚しかsimの刺さらない端末でも擬似デュアルsimができることですが、更に、これまで出来なかった同時待ち受けが出来るという事です。
Zenfone2Laserもデュアルsimですが同時待ち受けには対応していません。
片方を使っているときはもう片方は回線を切断しなければなりませんでした。
しかし、この製品を使うと2つの回線を同時につなげている状態が出来るようです。
これによって、転送電話サービスを利用しなくても2つの電話番号が常にアクティブな状態で利用できます。
この機能を待ちわびている方は結構いるのではないでしょうか。
ちなみに、PIECEに挿入したsimから電話をかけたり、SMSを送ったり、掛かってきた電話を確認したりするには専用のアプリを通して行います。
本体に保存されている電話帳とsimに保存されている連絡先を参照することができるので、ダイヤルを回す(回すって言わないか)必要もありません。
当初はiosのみでしたが現在は出資額が規定額を大幅に超えているのでandroid版やapple watchにも対応したアプリを作ってくれるそうです。
上で挙げたnanoSIM用アダプタが付属するのは出資額が一定以上集まった結果となっています。
8月24日現在、$271,444 となっており、windows Phone用のアプリ開発までもう少しとなっています。
主なスペック
PIECEは非常に薄く小さい製品となっている為、財布や胸ポケット、鞄の中でもかさばらない大きさとなっています。
充電はmicroUSBで行い、最大待ち受け時間は150時間、連続通話時間は4時間となっているようです。
かなり薄いことがわかります。
財布に入れてもこんな感じ。
そして付加機能として、ペアリングしたデバイスと10M以上離れるとビープ音がなる仕組みで、忘れ物防止の効果が期待できます。
他、スペックは下記のとおりです。
残念ながら日本語には対応していませんが簡単に操作出来そうですのであまり心配はなさそうです。
カラー展開はブラックとホワイトの2色
自分の持っているデバイスなどに合わせて選択できます。
さらに、おまけ的な機能でカメラのリモコンにもなるようです。
まとめ
まだデュアルsimの同時待ち受け製品が存在しない国内においてPIECEはかなり魅力的な製品だと思います。
残念ながらデータ通信には対応していないので電話番号の2台持ちという形の使用方法に限定されますが、仕事用とプライベート用番号を1台の端末で管理できるのは非常に素敵ですよね。
8月24日現在、非常に注目されている製品ですので今から出資して手に入れられるのは$80以上の出資額のコース(プレオーダー)からとなっています。
出資期限は、日本時間の2015年9月10日の午後3時59分までですので手に入れたい方はお早めに出資されると良いと思います。
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