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その充電器、充電ケーブルは大丈夫? 繋ぐだけでわかる簡単USBチェッカー RT-USBVAC 電流・電圧・積算電流計

最近のガジェットには最低1つ以上USBの差込口ありますよね。 スマートフォンを筆頭にタブレット、デジカメに携帯ゲーム機など。 それらはUSBから充電するという形であります。 勿論、そのガジェットを買った際に付属しているUSBケーブルを使用すれば間違いない筈ですが、紛失や故障といった理由でサードパーティの製品を使わざるを得ない事ってあると思うんです。 しかしケーブル1本なのに価格はピンキリで存在します。 例えば私は[iphone6]を使用していますが家、車、出先用と何本かケーブルが欲しかったので買い増ししました。 その際、amazonで比較的安いケーブルを探したのですが安いものだと無名のメーカーから100円/mくらいからあるんです。 高いものはよく聞くメーカーのなかなかしっかりしたものなんですが。 で、私は前者の安いケーブルをいくつか買ったんです。ただ、ケーブルによって充電時間が違う?と感じることが多々ありました。 また、製品購入時に付属するACアダプタもそれを決める重要な要素の1つです。 そう。品質が一定ではないんです。そこでそれを調べるため、当たりの製品を使うためにこちらを購入しました。 2015-07-11 23.28.09 ルートという会社の「RT-USBVAC」です。 [adsense]

目次

使い方は簡単。表示もわかりやすい。問題は文字の大きさ?

使用方法は簡単で、充電ケーブルと電源の間に割り込ませ、このチェッカーからガジェットへケーブルを繋ぐだけ。 デジタル表示で見やすく、電圧、電流、積算電流の表示が一気に確認できます。

  • 電圧…大体のUSBは5Vです。つまり5Vに近い表示がされていればOK
  • 電流…これがケーブルやACアダプタによって違うもの。1Aだったり2Aだったり、0.5Aだったり。
  • 積算電流…あまり聞き慣れない言葉ですが、モバイルバッテリーなどの容量を測る機能です。

これらがいっぺんに確認できます。

ただ、本体はそれほど大きくないので液晶部分もそれなり。そこに3つの情報が集まると

文字が小さいんですよね。見えれば問題無いですけど。人によっては見づらいと思う方もいるのでは。 せっかくボタンがついているのにそれは画面切り替えのボタンではなく測定結果のメモリの送り機能なのです。 唯一、ここが残念なポイントでしょうか。

USBコード2種、ACアダプタ3種+モバブを使って検証してみた

コード、アダプタによってどれほど変わるのか。 実際に検証してみたのでまとめてみました。 使用したのは

  • USBケーブル 長 1m (以降、長で記載)
  • USBケーブル 短 10cm (以降、短で記載)
  • ACアダプタ Logitec製(Logicool)
  • ACアダプタ apple製
  • ACアダプタ China製 (JET?)
  • モバブ ELECOM DE-M01L-2615

上記を使用してSC-06D(GalaxyS3)を充電してみた結果と、なっております。 又、ACアダプタはすべて5V・1A出力を謳っている製品です。 モバブのみ、1.5Aを謳っています。

どのように表示されるのか

china naga 左上…現在流れている電圧 右上…現在流れている電流 左下…積算電流(いままでに何mA流れたかを算出した数値) つまり、モバイルバッテリー等で2000mAの性能と記載されている製品の場合、満タン充電時にこの数値が限りなく2000に近づくと良い製品 2000mAを謳っているのに1000で止まってしまうなら記載値の半分の性能しかない粗悪品 という認識ができます。 充電開始時ではなく、完了時に確認することによってわかる数値です。 右下…ページ番号(最大9ページ?10ページ?あります 今回の6は特に意味なしなので無視してください)   今回は積算電流は測っていないのでスルーしてください。

1.Logitec+長

logi naga電圧…5.06v  電流…0.81A 電圧は十分、電流も規格に対して8割。まずまずです。

2.Logitec+短

logi tan電圧…5.08V  電流…0.95A 電圧はOK. 電流も9.5割。長いケーブルより短いほうが抵抗が少ない結果、でしょうか。

3.apple+長

apple naga電圧…5.08V  電流…0.41A …うーん? 電流が低いです。5割もでてない。

4.apple+短

apple tan電圧…5.08V  電流…0.41A ケーブルの長さの問題ではなく、純粋にACアダプタの性能が悪いという結果に。 このあと、iphone6とLightningケーブルでもテストしましたがやはり電流値は0.5A程度でした。

5.China+長

china naga電圧…5.25V  電流…0.95A 電流はいいです。しかし、電圧が若干高いですね。過電圧は製品の故障の原因にもなります。 電圧を上げて電流値を稼いでいるのか。その辺の知識はないのでわかりませんがなるほどChina製。

電圧が多少高い分には問題ないようです・・・(2015 8/29 追記)

6.China+短

china tam電圧…5.22V  電流…0.41A 電流値が半分以下です。 なんでしょう?相性? 電圧値はやはり少し高め。常用するには心配の残るACアダプタです。

7.ELECOMモバブ+長

por naga電圧…4.95  電流 0.66A 電圧OK. 電流値は1.5Aを謳っている割には低い値です。

8.ELECOMモバブ+短

por tan電圧…4.92V  電流…0.84A 電圧OK. 電流は長いケーブルよりは良かったですが公称値よりは低め。  

結果. Logitecのアダプタは良かった。 安物中華製は常用には危険?

蓋を開けてみるとLogitec(Logicool)のアタプタが優秀という結果でした。 しかし、残念なことにappleのアダプタはそこまでいい値が出ませんでした。 私の持っているアダプタが悪いのかと思い、もう一つ持っているappleのアダプタを使用してみましたが結果は変わらず。 相性があるのか。それとも少し少なめに電流が流れるように作っているのか。 機会があればipad用でも試してみたいですね。 そして、中華製のアダプタは過電圧気味。いつ故障してもおかしくない。 …というのは言いすぎですが心配の残る性能となっていました。 モバブは公称値よりかなり低めの電流値でした。 実はこれ、コストコにて安売りしていたモバブだったので性能はしっかりしているのかな。と思っていたところでした。 安すぎは良くないですね。というか商品レビューなどで下調べしてから買うことがいかに大事かわかりました。  

USBチェッカー 簡単に計測できるのでイイ

USBチェッカー自体は非常に扱いやすい製品に仕上がっていると思います。 例えば車に備わっているUSBジャックからは何Aの電流が供給されるのだろうとか USBケーブルを延長した結果、どれくらい電流、電圧降下が起こるのだろう等、測ってみたいところって結構あるんですよね。 ちなみにiphoneの充電に使うACアダプタは1A、iPadになると2Aのアダプタが同梱されています。 iPad用のACアダプタでiphoneの充電をすることはapple公式でOKとされています。 つまり、iPad用を使用してiphoneを充電すると従来の1/2の時間で充電完了するんです。 こういうのが視覚的にわかるのって結構楽しいと思います。 iphone用のアダプタとipad用のアダプタを直接比較すれば一目瞭然となるんでしょうね。 そんなわけで格安のケーブルを使用してる方、充電時間に不満のある方等は一度測ってみてはいかがでしょう。

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