先日、東京にて開催されたXperiaアンバサダーミーティングに参加してきました。
会場にて聞けた話、アクセサリーなどについて紹介していきます。
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会場
開催されたのは品川にある品川シーズンテラスカンファレンスという場所で、比較的広い会場でした。
東京会場は募集人数が他会場よりも多めだったこともあると思いますが、机も広く使えて聴きやすい環境でした。
軽食、お土産
一つ前の開催会場にちなんだお土産としてずんだ系のお菓子類、その他スタッフ手作りのお好み焼きや餃子が各テーブルに用意されていました。
非常にボリュームのあったお好み焼きにはマヨネーズで文字が書かれていました。
4種類の味で分かれており、とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
プレゼン内容
早速ですが新作XperiaとなるZ5シリーズのプレゼン内容を振り返ります。
ラインナップはZ5,Z5Premium,Z5Compactの3種
デザイン
まずはデザイン面の話から。
マテリアル素材は使用禁止とのことでこのコーナーのみ画像少なめです。
今回のXperiaのポイントはガラスの質感、メタル感とのこと。
人の生活に寄り添うようなデザインで、そこに当たり前のようにある存在感を大切にしたようです。
ガラスの光沢をしっかりと考え、手に馴染む質感を重要視したとのこと。
その結果、電源兼指紋センサーボタンは従来品より大きくなり、押しやすく、他社製品と比べてセンサー部分が小さいながらもしっかりとした認証精度が確保できるように試行錯誤したようです。
これまでの電源ボタンは小さな丸いボタンが側面にありましたが、今製品は楕円形となっています。
このボタンのくり抜きも従来の正円ではない為、単純な曲線ではなく複雑な曲線をカットできるように各コーナーで歯の高さを変えたり、送り速度を変えることで滑らかな曲面を実現したとのこと。
上画像はCGによるイメージ映像でした。
側面に入っているXperiaロゴはレーザーによってメタルを掘るようにして刻印。
金属のシャープさをうまく表現しているようです。
それぞれのモデルの色についての話もありました。
まずはZ5。
フロストガラスというガラス表面にあえて細かい傷をつけることで曇りガラスのようにする技術を駆使しているとのこと。
ホワイト、ゴールドでは特にフロストガラスの質感を際立たせるように設計した。
ブラックはあえて真っ黒ではなくグレー感のある黒に。いうなればグラファイトブラック。
これは、身の回りに真っ黒いものというのが意外と少ない為、とのことですが、結構真っ黒いものってありますよね。そしてもう一色、グリーンに関してはデザイナーからしてもチャレンジ色だったようです。
ガラスの質感をどうやって表現するか、色が映えるようにテクスチャを選んだそうです。
色合いは青と緑を足したような深いグリーンなので男女ともに使える色で、ファッション界でも注目の色とのことで特に気合を入れたそうです。
次にZ5Compact
ブラックはZ5と同じような色合い、質感に仕上げ。
ホワイトは普通の白と区別するために細かな印刷にテクスチャを施した。
コラルと呼ばれる赤に関しては女性を意識した色合いに仕上げた。
イエローはポップになりすぎないような色合いにこだわってデザインされたようです。
そしてZ5Premium
他の2種と違う面としてかなりの金属感が挙げられます。
ソニーで培った技術を盛り込み、フラッグシップとしてふさわしいデザインにしたとのこと。
クローム色はプラスチックでは表現できないガラスでないとできないテクスチャを使い、ほぼ鏡と同じプロセスで製造されている。
そのため、裏面は手鏡として使えるミラー状になっている。
ブラックはクロームとは対になるところを目指して作られたようで、Z5のブラックと違い、質感の高い深い黒を採用したようです。
前期種で問題となった熱ですが、今作ではその辺りもしっかりと考慮したとのことで、ヒートパイプの取り回しなどの説明がありました。
後述するカメラ機能のグレードアップに伴って2本のパイプを搭載。
基盤デザインから見直してCPU周りだけでなく、全体的に放熱出来るデザインへ変更したようです。
ちなみにZ5Compactはヒートパイプ1本とのことで、上記はZ5,Z5Premiumについての情報となります。
カメラ
SONYといえば色々な家電を製造していますが、その中のカメラ部門のノウハウをXperiaにもしっかりと反映しているようです。
私が普段使っているコンデジのRX100M2でも使われているExmorRSイメージセンサーや画像処理エンジンであるBIONZを搭載。
そして独自技術を凝縮したGレンズを採用することでコンデジと張り合うレベルのカメラ性能を実現。
イメージセンサーはりんごや銀河系端末と比較しても大きいサイズの1/2,3を採用。
他にもレンズユニットとイメージセンサーの間に使われるアクチュエーターユニットを新規開発し、高速でピントを合わせることができるAFに大きく貢献しているそうです。
像面位相差AFによって空中に浮く被写体にも瞬時にフォーカスを合わせることが可能。
これは画面中心に捉えられていなくても自動的に被写体となる目標物にピントが合うので非常に簡単に良い写真を撮ることができるというものでした。
レンズには24mmワイドレンズを採用し、低背レンズによって本体デザインの薄さにも貢献しています。
フォーカスは撮り比べの動画でよくわかりましたが、左上のZ5は他3つに比べて非常に早いフォーカスを実現しており、奥から手前に向かってくるおもちゃの電車に常にピントが合うという素晴らしいものでした。
電車が通り過ぎた後は奥の人形にすぐさまピントが合い、AFの性能がかなりのものであることがしっかりとわかりました。
また、通常撮影時のオート設定でも色合いと明るさをスライダーによってプレビューしながら撮れるので、朝日をクールに撮影したい場合や夕焼けを赤めに撮りたい場合なども直感的に撮影できるのはすごく良いと思いました。
HDR機能はもはや一般的な機能として各社の端末に盛り込まれていますが、SONY社のカメラということでこちらも期待ができます。
動画の撮影ではインテリジェントアクティブモードなる手ぶれ補正が非常に高性能で、他端末との比較では下手なアクションカメラよりもしっかりと撮影することができる点を強くアピールしていました。
暗い場面でも比較的ノイズを抑えて撮れるという点を動画にて紹介していました。
オーディオ
SONYと言えばウォークマン。
ウォークマンといえばカセットテープがある時代から名のある音楽再生端末ということでこれまで培ってきたノウハウがふんだんに盛り込まれているようです。
対応イヤホンを使ったハイレゾや、DSEE HXという技術でmp3音源を高音質化するといった音楽をよく聴く方にもお勧めできる機能がたくさんあるようです。
他にも、イヤホン、ヘッドホンを接続して約1分程度聴くことによってそのリスニング機器に適した設定にしてくれる機能や、音の設定に詳しくない方でも簡単に良質な音源にすることができる自動設定もあり、スマホでありながらもウォークマンとして使えるまさに1台2役なXperiaすげぇといった印象です。
端末に搭載されているスピーカーは上下に2つ。
お世辞にも端末からそのまま聞く音は良いものとなる場合が少ないですが、Xperiaであれば期待ができます。
また、対応イヤホンを使うことでバイノーラル録音をすることも出来、動画をよく撮影する方には嬉しい機能となるのではないでしょうか。
こちらに関してはゲストとしてミュージシャンの橘 哲夫さんが会場をアカペラで歌いながら一周し、それを録音するという体験が行われました。
対応イヤホンの側面部分にスピーカーが設置されており、これを耳に装着した状態で録画することでバイノーラル録音できるというものでした。
画面
今回、Z5Premiumでは4Kが謳われていますがあまりいい評判は聞きません。
ということでその他の部分を紹介していきます。
もはやブラビア(SONYの液晶テレビ)を凝縮したようなものだと。
色合いも元映像よりも鮮やかに見えるように。
花火などの映りにくい被写体もコントラストをしっかりと効かせてよく見えるように。
こちらはまんまブラビアの技術を採用したもののようで、質感やディティールをしっかりと再現してくれるようです。
本体機能
最近増えてきた防水対応端末ですが、今作Xperiaももちろん防水対応。
さらに、前期種では誤作動が多かった水がかかった状態でのタッチ操作も指の中心をしっかりと認識するように改善されたようです。
その他、スタミナモードによってバッテリーの減りを抑えたり
5パターンまで登録できる指紋認証で使い勝手を向上させていたり
履歴から自動的に登録してくれる電話帳が優秀だったり
文字入力アシスト機能が初心者にも最適だったり
端末の機種変後のデータ移行も簡単にできたり
SONY製の家電と合わせると色々使い勝手が広がるよ、というものでした。
まとめ
この後、タッチ&トライの時間が設けられていて、サンプル端末や各種アクセサリーを見たり触ったりする時間があったのですが、それは別の記事で取り上げようと思います。
SONYの開発担当者がそれぞれの部門の説明をするという形だったので、非常に思い入れというか熱意が伝わって来るプレゼンでした。
私はこれまでXperiaに触る機会がなかったので初めての技術、機能を目の当たりにしたわけですが、次にメイン端末を変える際にはXperiaにしようと思えるほどにいい説明を聞くことができました。