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Zenfone 2 Laserは何故に「デュアルsim」で騒がれているのか… 

8月8日に発売したZenfone2Laser。
その後から多数アクセスを頂いていますが中でもアクセス数が多いのはデュアルsimの記事。

さて、デュアルsimとはそもそもなんぞや?という方の為に(自分が分からなかったから調べた)調べてみました.
その結果ではありますがZenfone2Laserが騒がれている理由もわかりましたので御覧ください。

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目次

・デュアルsimとは、開発途上国向けの機能

そもそも何故2枚のsimカードを使う必要があるのか。
それは、インフラが悪い国では1つのsimカード(キャリア)では繋がらない地域があるからです。
例えばフィリピン等で有名な話のようですが、こっちの島では繋がるけど向こうの島では繋がらない、ということがあるんだそうです。
そういった際に端末を2台持ち、2回線別々のキャリアで契約すればどちらかの回線は繋がる、というケースが生まれるのはわかるのですが端末を2台も持てない(経済的理由と単純に2台持ちが不便)という声によって生まれたのがデュアルsim.

端末は1つで行った先々の地域で使用するsimを切り替えることによって回線の繋がる地域を増やすという仕組みのようです。

・海外によく行く方向けの機能でもある

又、海外に良く行く方はわかると思いますが、日本のキャリアをそのまま海外で使うと1日2,500円程度かかります。
1週間の滞在で2500*7=17.500円 めちゃくちゃ高いですよね。
simロックのかかった端末ではそのキャリアのsimしか使えませんのでどうしようもないですが、simフリー端末は海外のsimを使うことが出来ます。(海外のキャリアが使える)

日本ではこれまで馴染みがありませんでしたが、格安simが海外にはすでに沢山あるようです。
月額のプランから日割り、プリペイド式のものまであるので、使用する人の使い方次第でsim(キャリア)を選べるというのがメリットのようです。

・なぜ日本では普及が遅かったか

これは単純に、日本のインフラが良かった事が挙げられます。
au,docomo,softbankのどのキャリアでも極端に山のほうでないかぎり北から南のどこにいても「だいたい」繋がりますよね。ですので、デュアルsimがあったとしてもあまり意味がなかったということらしいです。

・現在の日本におけるデュアルsimの活用法は後発的な発想である

上に挙げたように、日本ではあまり意味を成さないデュアルsim.
しかし何故日本でも普及し始めたのか。

一つは海外に行くというパターン。これは2つ目に挙げた機能ですね。
もう一つは3大キャリアと格安simを組み合わせて月々の通信費を抑えるという節約法です。

3大キャリアでは「通話し放題+データ通信が○GB」 というプランがメインとなっていますが、「通話し放題」のみのプランもあるんです。
このプランを契約したsimと、データ通信無制限の格安simを合わせたデュアルsimにすると電話は普通に繋がるしかけ放題。データも制限なく使いたい放題。
という、なんだかいいコトだらけな端末を使用することが出来るわけです。
こうすると月々で2000円程度安くなるようですね。 (3大キャリアのカケホーダイ+5~7GBプラン辺りと比較して)


というのがデュアルsimの生まれと使い方です。
これが出来る端末がZenfone2やZenfone2Laserというわけです。

そう、2代目ZenfoneのZenfone2もデュアルsimでした。 
しかし日本では「デュアルsim端末」としては機能しない端末でした。
何故か、それは片方のsimスロットが2G回線だから。
現在2G回線というのは日本にはないのです。

・2G回線は日本ではすでに使われていない

わかりやすい例でいうとdocomoの「mova」て昔ありましたよね? あれは1Gと2G回線でした。
ちなみにPHSも2Gです。コレは無線に近いモノらしいです。
その「mova」に変わるように「FOMA」が出てきましたよね。アレが3G回線
そして「FOMAハイスピード」が3.5G
最近のXi(クロッシィ)が3.9G
そしてプレミアム4Gがその名の通り4Gというわけです。
ちなみにLTEってありますよね。 これは厳密には3.9Gらしいですよ。
ただ、わかりやすいようにLTEも4Gという認識なんだそうです。

2Gは他国では未だに使われています。
だから端末に2Gのsimスロットが設置されるわけです。
日本では発展が早すぎてすでに使われなくなってしまった回線なんですね。。。


・そんな日本独自の使い方に対応?した端末

そこで8月8日に登場したのがZenfone2Laserでした。
この端末は2つあるsimスロットのどちらも4G回線が使えるというモノ。
だから「デュアルsim」で騒がれているんです。

そう。上で挙げた節約法が出来るんです。 
日本国内で使用する場合でもデュアルsimの恩恵が受けられるようになった訳です。

 

ほー。なるほどなるほど。。。
この記事を作成しながら自分自信も勉強になりました。
きっと今後はデュアルsim端末が日本国内でも増えていくんでしょうね。楽しみです。

そんなわけで次回の記事は「デュアルsimにリベンジした結果」をレポートしたいと思います。

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