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3週間、ASUS C100PAとChromeOSを使ってみた率直な感想:Chromebookの使い勝手を思ったままにレビュー

      2015/11/22

先月、15日よりASUSからお借りしているChromebook C100PAを約3週間使ってみて感じたことを思ったままに語ってみます。

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C100PAとして

C100PAのデザイン

まず、C100PAという個体についてですが、こちらは非常に良く出来ているなぁと感じます。DSC02492
全面をアルミ合金にて覆い、縁はダイヤモンドカット加工をすることでマイルドな触り心地になっています。

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私が持っている同社のX205TAも同じくらいの大きさ、重量のPCとなりますが表面の材質は樹脂系なのでパッと見ただけでも安っぽさを感じますがC100PAのほうは寧ろ高級感を感じます。
アルミニウム合金で覆われたPCというとAppleのMacbookが思い浮かびますが、デザイン性でいえば負けていないクオリティであると思います。

Flip機能

対して今回の目玉機能として搭載されたFlip機能は、正直なところイマイチかなぁという印象。
キーボードを裏に折りたたんだ際に文字入力したい場合、スクリーンキーボードを使うことになりますが、ボタン一つ一つが小さく自動的に隠れないのでいちいち格納ボタンでしまわなくてはなりません。
到底、スクリーンキーボードで文字入力をする作業をする気にはなりません。
どちらかと言うと検索する際の文字入力でさえ、キーボードの折りたたみを解除して打つ程です。

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ということで、Flip機能を使うのは、例えば動画を再生し始めてからという様にそれ以上画面に触れる必要がない場合が多かったと思います。
正直、寝転がった状態で見る際にも、普通の開き方(ノートPC)で事足りるなぁと感じました。
故に、タブレットスタイルは実用性があまり無いように思います。
これは今後の改善で使いやすくなるかもしれませんので現状では、ということにしておきます。
TwitterやFacebookを”閲覧”する目的であれば非常に良いですが、投稿しようとした場合はやはりキーボードが必要になりますので…。

タッチスクリーン

Flipスタイルに苦言を申しておきながら、画面がタッチできるのは良いと思います。
タッチパッドでも2本指スワイプで進む・戻るといった動作ができますが、直感的に画面をスワイプすることでも同様の操作ができ、画像の拡大・縮小という動作はスマホでもお馴染みのピンチイン、アウトで行えます。
他にも、クリックと同じ動作となるタッチを局所的にでも使えるのは利点であると感じました。
タッチの感度は良いのでスマホを操作している感覚で使うことが出来ます。

ディスプレイ

画面はTN液晶ではなくスマホ等で多く使われているIPS液晶。

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TN液晶は視野角が狭く、ノートPCだと使用位置が固定ではないため見えやすさが毎度変わります。
その際に見づらいと感じること1回1回がストレスになります。
IPS液晶は基本的にかなり斜めから画面を覗いても色が変わることなく視認できるので使い勝手が良いです。
X205TAがTN液晶で、かなり見づらいというのを体感した後だと余計にそう思います。

キーボード

キーボードの打ち心地はなかなか良好です。

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安っぽさというのは感じませんし(普段高いキーボード使っているわけでは無いからかもしれませんが)ストロークもしっかりと確保されています。
キーの幅は10.1インチサイズなので小さめではありますが横幅を広めに使っているので少し打っていれば慣れると思います。
実際、この文章もC100PAにて執筆していますがブラインドタッチも出来ますし打ちづらさは感じません。
このあたりは個々によって感じ方が違うと思うので断定は出来ませんが私は比較的打ちやすいキーボードだと感じました。

タッチパッド

タッチパッドは小さめですが反応はリニア、感度はとても良好です。

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マウスポインタも思ったところにスッと移動させることが出来ますし、ジェスチャーも色々使えるのでウェブブラウジングはしやすいと思います。
クリック感はしっかりとありますが、タッチパッドをタップすることでも同じ動作が出来るのでそちらを使う方が多いのではないでしょうか。
2本指でタップすると右クリックと同じ動作。
ドラッグする場合はクリックした状態でカーソルを動かす事で行えます。

スピーカー

スピーカーは底面の手前側に2つありますが、あくまで”付いている”といった感じで音質には期待できません。

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といっても動画を見る際の音声としては必要十分には鳴るので、満足できない場合は外部スピーカーを使うと幸せになれるのでは。

USBポート

気になったのはUSB2,0ポートの渋さ。

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2つあるうちの2つとも同じなのですが非常に差しにくいのです。
私がお借りしている個体のみがそうであればまだ良いのですが、他の個体もそうであるならばちょっと問題なのではと思う程です。
認識自体はするのですが、物理的にUSBメモリ、ポート内の端子などが壊れそうです…。

そして、USB3.0を設けなかった点は少し残念です。

電源、音量ボタン

電源、音量はキーボード側に設置されていますがFlip時のことを考えると画面側についていたほうが操作しやすいと思います。

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画面側は厚みが薄いのでボタンの設置が難しいのかもしれませんが音量、電源はキーボードでも操作できるという観点からそう思いました。

バッテリー

電源に関してはX205TAと同じコネクタを使用ですがアダプタはアンペア、ボルト数が違うので流用はしないほうが良さそうです。
バッテリーのもちは公称約9時間、実際使ってもそれくらいもつので1日であれば充電のことを考えずとも問題ないかと思います。
加えて本体の軽さは900g以下と非常にモバイル感の強い端末となっています。

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Chromebookとして

ネットブラウジング専用PC

一般ユーザーであればネットブラウジング専用のPCと割りきって、軽さを活かしてどこでも使用できるネットPCとして使うのがベターだと思います。
勿論、ネットに繋ぐにはルーターが必要ですが、WiMAX等のモバイルルーターをはじめ、最近はスマホを利用したテザリングで簡単に出先でもネット環境を整えることが可能となりました。
スマホやタブレットでも事足りるとは思いますが、やはりキーボード付きの端末でサッと調べ物が出来るのは魅力だと思います。
さらに、スペック上は決して高性能と呼べる部類に入らないC100PAでも軽快に動作する点はさすがChromeOSといったところ。
旅行先での情報収集やカフェでゆったりと趣味の調べ物なんかにも良いですよね。

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昨日行ったモーターショーにも持って行って、スタバでの休憩中にサッと開いて次行くブースを調べたりしました。

動画再生用PC

上に挙げたように、ディスプレイがIPS液晶ということで非常に見やすい事を利用して動画再生マシンとしてもなかなか優秀です。
ネットビデオサービスのHuluやNetflix、Amazonビデオなども見ることが可能です。
他ビデオサービスの視聴可、不可は下記ブログを参考にするとよくわかると思います。

Chromebookで利用出来る動画・電子書籍配信まとめとChromeOSの今後
周囲の評判が良かったので、9月にChromeOS搭載ノートPCのASUS Chromebook C200を購入し、使ってみたらその快適さに感動した挙句、勢いで「Chromebookが想像以上に具合が良かった件」なんて記事を書いたところ、予想以上に大きな反響があったことに驚きました。

解像度は標準で1280×800、無理やりの設定で1440×900にすることも可能。
決して良くない解像度ではありますが、並々ならぬこだわりを持っているという場合を除き、普通に見る分には十分だと感じます。
IPS液晶である事とASUS独自のTruVivid技術によって、鮮やかな画面にて映像を楽しむことが出来ます。DSC02433

ワーキング使用

この辺りは実際どうなんだろうと思いますが、海外では大手メーカー(スターバックスとか)では社員用PC,学校などの教育機関でも多くの導入実績があるとのことです。
ワードやエクセルはGoogleドキュメント、スプレッドシートなどを使うことで操作可能ですが、この辺りは本家オフィスソフトに比べるとあくまでも最低限出来るといったところ。
スペックは高くないChromeBookですのでメモリの少なさが影響してしまうのかグラフや数式などが入り交じるエクセルデータは動作が重めになります。
文字入力のみのワードデータ等であればそこまで気になりませんが、どんなデータも扱える、というわけではない点はまだまだこれからなのかなと思うところ。
写真編集等はそもそもソフトが無いという事、なんとかChromeウェブストアからアプリをダウンロードして使ってみてもやはり動作が重い…。
スペックアップしたChromebookがほしいとアスキーの方が仰っていましたが、今となってはなるほどという感じです。
chromeOS自体がメモリを使うことで動作しているようなものですのでせめて4GB、ハイエンド端末として8GBくらいあると文句なしになるかもしれません。

子供用PC

セミナーでもお話を聞きましたがChromeOSにはアクセス制限、アプリ制限の機能があるのでお子さんの初めてのPCとしてはとても良いと思います。
ユーザーごとにデータが分けられているので間違って大事なデータが消されてしまうということもないですし。
さらに、閲覧したページ等の情報がすべて残るため管理しやすいというのもメリットですね。
この辺りの利点が買われた結果が向こうの国での教育機関への導入に繋がっているのでしょう。

普通のPCを使いこなしていないユーザー向け

家電量販店に並んでいるメーカー製PC。
CPUはcore i5,i7でストレージはSSD,メモリは8GBで色々なソフトが入ってオフィスソフトが入ってメーカーサポートがあって…というとりあえず全部入りみたいなPCがありますが、コアにPCを使わないユーザーにとっては宝の持ち腐れです。

使用用途がネットサーフィン、ネットショッピング、Google Mapsで場所の確認、乗換案内…。
その程度であればすべてChromeOSでも事足ります。

そして、自動更新によってPCの中はクリーンアップされるようですので、長いこと使っているうちに重くなっていくPCの動作という症状が出ないらしいです。
この辺りはセミナーに来てたGoogleの方の話の受け売りで、私は長いこと使用しているわけではないのでわからないのですが…。
つまるところ、「~~~を更新しますか?」みたなポップアップが現れないためPC初心者でも安心して使うことが出来るようです。
確かに投げかけられた質問の意味がわからない場合ってありますよね。
特にPCに関する知識がない場合は余計にそうだと思います。

祖父祖母やこれまでPCを殆ど触ってない方でも比較的扱いやすいChromeOSはライトユーザー向けのOSと言っても良いのかもしれません。

まとめ

というわけでずらずらと思ったことを書き綴りましたが結果的には概ね満足、イイんじゃないかなと思います。
やはり,WinやMacPCに比べると出来ない事が多々あるようには感じますので普段からPCを使っている方はサブPCとして使うのが良さそうです。

出先でネットブラウジングをする用途には最適なOSです。
今回お借りしているC100PAは薄くて軽いので正にモバイル向けPCでした。
逆に家で使うことが多いのであれば、重量を考えなくても良いので13~15インチ程度の大きさのものがよいかも知れません。

使用用途を絞って使うというのが現段階の最適な使い方なのかもしれません。

まだまだ登場したばかりで課題は沢山あるChromeOS。
今後のアップデートで使いやすくなっていくことに期待しましょう。

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